かもめのジョナサン

隊長にお願いをして、お借りしました。有名な作品であるので、前々(たぶん20年前くらい)から興味はあったと思います。でも、思っているだけじゃあ、だめなんですよね。隊長の愛読書だということだったので、これをきっかけに、私も読んでみようと思った次第です。
今日は、巻末に収録されている、訳者・五木寛之自身の「解説」を読みました。私は、アメリカ(に限らないのですが)の歴史・文化に疎いので、ヒッピーの位置付けがイマイチ理解できていません。もちろん、日本のヒッピーブームも。解説の中に『グライド・イン・ブルー』『イージー・ライダー』『ファイブ・イージー・ピーセス』という映画が挙がっていたのですが、『グライド〜』と『イージー・ライダー』の間に、『ファイブ・イージー・ピーセス』をはさめば、「そこに余りにも素早く風化して行く私たちの時代の透視図が描けるだろう」と書いてありました。どうやら、勉強になりそうです。
この解説文の続きには、こうも書いてあります。「それは決して後味のいい作業ではない」と。なんだか、映画を見るのに腰が引けてしまいますが、「勉強」とは往々にして、そういうものなのかもしれません。あまり気が進みませんが、気が向いたら、まずは名前の聞いたことのある『イージー・ライダー』から見てみようと思います。まぁ、いつになるのか分かりませんが……。