千すじの黒髪

サブタイトルは「わが愛の與謝野晶子」。古本屋で以前に買った文庫本。だいぶ本棚で寝かせてしまっていた。
先週は、自分の精神状態がだいぶイライラしていたせいか、晶子も鉄幹も許せなかったが、今日はさほど気にならず、読了。「人間性と研究は反比例する」という言葉を聞いたことがある。「研究」という言葉を別の言葉に置き換えても通用するのかもしれない。一癖も二癖もあるような人間の方が、名を残せてゆけるのだろう。
最近、通勤に片道1時間かかる所に週2で出かけている。ラッシュ時なので、座れることはめったに無い。最初は音楽を聴いてぼーっと電車に揺られていただけだったけれども、本を読んでいると通勤時間が気にならないことに気がつき、最近はもっぱら読書時間にあてている。これを機会に、少しずつ本棚のこやしを知性のこやしに変えていけるといいんだけど。