間宮兄弟

映画と違って、文章で心情が明確に吐露されているぶん、読み進めるのがしんどかった。毎日ちょっとづつ読み進めて、半分ほど残っていただろうか。今日は一気に読み進めることができた。
帰るところがあるって、すばらしい。自分の居場所があるって、温かい。どんなに傷ついても、自分を守れる場所。誰しもが「なつかしい」と思ってしまう、そんな場所。なんだか、そんな「場所」がこの本にはいっぱいちりばめられているような気がした。読み進めながら、終盤あたりでは目頭が熱くなるのを感じた。
先に見たDVDの影響が大きい。読みながら映像がよぎったり、あのシーンはこの場面だったのか、と納得したり。でも、決してマイナス要素ではなく、助けられた感じ。DVDを見た時には思わなかったけれども、映画の出来も良かったのだろうなぁ。