嫌われ松子の一生

自分が好きでいる方がいいのか、好きになられる方がいいのか。ベストは相思相愛だけれども、好きな人がいる毎日というのはキラキラしていると思う。

友達に誘われて映画を見てきた。原作は読んでないけれども、ミュージカルのように音楽によって綴られ、あらすじから想像するような暗さは感じられなかった。さすが、映画3本分の音楽が作られただけのことはある。
感動する話、というワケではないのに、何故か所々で涙が出てきた。自分でも「あれ、なんで私今涙を流してるんだろう」という不思議な感じに包まれた。音楽に注意が向いていても、やっぱり根底にある話は女の一生だから、無意識のうちにリンクさせてしまったのかもしれない。
「川尻松子」という名前。その名前の通りの女性。川が好きで、待っているだけの女性。幸せってなんなのか分からないけれども、待ってるだけの人生は私の性に合わないだろうなぁ。