3割

高校を卒業するとき、担任の先生がこう言った。「この高校を出て活躍している人は、だいたい割合にして3割だ。残りの7割はその3割に乗っかっている。君たちもぜひ、3割に入る活躍をしてほしい」と。
官僚になってたり、議員をめざしてたり、国家レベルを目指して活躍してる人もいる。社会人としてがんばってる人、家庭でがんばってる人もいる。みんな、レベルはさまざまだけど人のためにがんばってる。高校の同級生のがんばりを耳にするたび、目にするたびに、私もがんばらなきゃ、とエネルギーをもらってる。

友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買い来て
妻と親したしむ

石川啄木はこんな詩を詠んでいる。同級生と比べて、自分を卑下してしまいそうになる時もある(というか、しょっちゅう?)。啄木みたいに花でも買って、たとえば隊長と愛でてみるのもいいかもしれないけれど、卑下してる暇があるなら自分なりにがんばった方が私らしいかな。3割に入るのは難しいだろうけど、目指す姿勢は必要かと。


そんな、石川啄木の詩からタイトルを取った本らしい。高校の同級生が勧めてくれた。ぜひ読んでみたい1冊。

友がみな我よりえらく見える日は

友がみな我よりえらく見える日は